会社を選んだ理由

今の職場は3社目で、前職まではずっと営業職でした。昔から「子どもを相手にする仕事がしたい」という思いがあって、前職でも学校への配達はありましたが、直接子どもと接することはありませんでした。そんな時、営業先で今の職場の職員さんが、子どもからお年寄りまで様々な人と関わり働く姿を見て、「自分もあんな風に働くことができたらいいな」と思い、興味が湧いて転職しました。

現在の仕事内容

「地域支援」と「個別支援」の2つが私の主な仕事です。地域支援は住民や企業などの団体と一緒に、高齢者が安心して暮らせるように支援するものです。個別支援は「ふだんのくらしサポートセンター（通称ふくサポ）」として、主に要支援1・2の方を支援するボランティアさんを養成する講座を開催したり、双方を繋ぐコーディネートをしています。地域支援業務が中心ですが、両方を担当できるのは珍しいと思います。

仕事のやりがい・面白さ

地域支援と個別支援の両方を経験できるのがいいところです。個別支援の方では、依頼者の方から直接『ありがとう』と言っていただけた時に、「頑張ってよかったな」と実感します。また、地域支援の方でも、「いきいき百歳体操」や「ふれあい・いきいきサロン」の立ち上げに関わらせていただいた自治会で、地域の皆さんが楽しく集まっている様子を見ると、やりがいを感じます。

仕事で大変だと思うこと

地域支援は1人では絶対にできない仕事です。色んな方々と一つの目標に向かうために話し合いを進める中で、時には厳しい意見も出てきます。物事をうまく進めていくための資料準備や当日の進行は、7年目の今でもすごく難しいなと感じています。個別支援では、依頼者宅の掃除などの支援をボランティアさんに依頼することが主な業務ですが、その調整が難しいところです。

印象に残っているエピソード

地域支援での一幕です。とある事情で不安を抱えていた方がおられたのですが、私たちが地域の方と一緒に進めていた取組みを知り『心が軽くなり、温かい気持ちになった。自分もこれから取組みに協力していきたい』と言ってもらえた時は感動しました。「やっててよかった」と強く感じることができた瞬間でした。この経験は、今に繋がる大切な学びとなりました。

入社してわかった会社のいいところ（魅力）

まずは福利厚生がすごくしっかりしているところです。「制度を利用して休みをとるように」と声掛けがあったりするので、休みが非常にとりやすいです。また、この仕事は事業が多岐にわたっていて、「これだけやってたらいい」といったことがありません。ですので、自分の得意な分野や苦手な分野がよくわかるのもいいですね。人前に立つのは苦手でしたが、経験を積むうちに今はあまり緊張もしなくなり、成長した実感があります。

今後の目標・挑戦したいこと

現場で力を発揮する働き方に魅力を感じているので、まずは的確にプレゼンできる能力をもっと勉強して磨きたいですね。我々が行っている事業のことや、日本全体や丹波市の状況などを短時間で伝えなければいけない場合がありますので、そうした時のために資料作りをはじめ、簡潔に伝えられるスキルを身につけたいと考えています。

就活生にメッセージを

新卒の時、僕は「なんとなく」で就職したタイプだったんですが、転職を経験して、3社目でようやく自分に合った今の仕事に出会えました。福祉の仕事は未経験でしたし、「資格がないと難しいかな」という不安もありましたが、思い切って挑戦してみて、今では大きなやりがいを感じています。夢がある人はまっすぐ進むのが一番ですが、悩んだ時は少しでも「いいな」と感じたものに進んでみて、まずは経験するのが大切だと思います。