休日の過ごし方
こどもが2人いますので、休日は家族で公園に出かけたり、買い物に行ったり、基本的に家族と過ごしています。下の子がまだ小さく、体調を崩すことも多いので、土曜日に出かけたら、日曜日は家でゆっくりするという風に、バランスを取りながら過ごしています。夫婦ともに実家は市内にありますので、祖父母にこどもを預かってもらったりとか、助けてもらいやすくていいですね。
~人の温かさのおかげでここまで続けてこれたと感じています~
丹波市氷上町出身の小森さん。氷上高校に在学中、「好きなことを仕事に活かしたい」と考えた時、昔から小さいこどもの面倒を見たり、一緒に遊ぶのが好きだったことが頭に浮かび、保育士の道に進むことを選択されました。
幼児教育を専攻するために短大へ進学し、今現在のこども園に就職。新卒から11年目を迎えた小森さんに、こども園で働くことになった経緯や当時の心境など、詳しくインタビューしてきました。
短大時代に青垣町出身の知り合いから、この園が男性保育士の募集をしていることを聞いたんです。他のこども園も考えましたが、実家を出て働くことになる場所でしたので、それは少し負担に感じました。この園を見学させてもらった時に、先生方は親切だし、楽しそうに働いている姿が印象的でした。それで、「ここがいいな。ここで働きたいな」と思い、決めました。
今は2歳児クラスの主担任をしています。こどもの人数は10人で、「こういうことを学んで欲しい」という狙いを持って、それを達成するための保育・教育を行っています。最近は暑くて外で遊ぶのは難しいですが、しっかり体を動かして遊ぶ経験はさせてあげたいので、室内の涼しいところで運動遊びをしたり、こどもたちが好きな粘土やお絵かきなど、楽しみながら成長できるよう心掛けています。
こどもと関わる仕事なので、こどもたちの成長を感じられることがやりがいですね。今の2歳児クラスでしたら、お話できる言葉が増えてきたり、オムツだった子がきちんとトイレができるようになったり、苦手だった食べ物が一口でも食べられたとか。そういう小さなことのように思いますが、「一人ひとりにとっては大きな成長だな」と感じられることが、嬉しいです。
こどもたちの個性は本当に様々です。元気いっぱいな子もいれば、引っ込み思案な子もいますし、わかりやすく気持ちを表現する子もいれば、そうでない子もいます。4月生まれと3月生まれでは発達の差もあったり、そういう色んなこどもたちが一緒に生活する場所なので、一人ひとりに合わせた保育をしていくのが大変で難しいところですが、それがまたやりがいの一つになっています。
新人の頃の運動会で、忍者の先生役としてバク転をしながら入場したんです。そしたら「おおー!」と歓声をもらったのが今でも鮮明に覚えています。2年目には、4歳児クラスで「自分を描く」という活動をした時、4月当初は足をひょろひょろの一本線で描いていた子が、年度末には体の形だけでなく笑顔の表情まで描けるようになっていたんです。その成長を見て、「こどもたちは大事なことを学んでいるんだな」と感じたことですね。
この園では、僕が初めての男性保育士だったので、最初は戸惑うことがたくさんあったんですが、他の先生方含め、職員の皆さんが本当に温かくて、いい方向に導いてもらえたと感じています。一般的には保育士は女性社会というイメージがあるかもしれませんが、ここにはそういう雰囲気もなく、人の温かさのおかげでここまで続けてこれたと感じています。
常に楽しい先生でありたいです。こどもを楽しませながら、その成長を支える仕事なので、こどもたちをグッと惹きつけて、楽しいなと思ってもらえる保育者になりたいです。この園には尊敬する先生がたくさんいます。「あの先生みたいにテキパキと仕事ができるようになりたい」「この先生が話すとこどもたちも面白そうに話を聞いてるな」とか、見習うべき先生方のように、しっかりできるようになっていきたいですね。
丹波市内でも男性保育士はまだまだ少なくて、仕事内容を見た時にも、もっと男性保育士がいてもいいんじゃないかなと思うことがあるので、仲間が増えたら嬉しいですね。こどもと関わるのは楽しいけど、働く以上、楽しいことばかりではありません。大変なことや辛いこともあったりします。でも、少しくらい嫌なことがあっても、人生は長いんで全然大丈夫!色んなことに挑戦して、自分がやりたいことを試してほしいです。
こどもたちと一緒に食べます。
休憩しつつ、連絡帳を書いたり、これからの準備をしたりします。
見送り後、保育当番の日はこどもたちを順番にお迎えし、受け渡しを行います。
当番でない日は、次の保育の準備や部屋掃除、事務仕事をします。
残業をしたい時は申請して残業します。でも、残る必要がある時は少ないです。