会社を選んだ理由

専門学校を卒業後、阪神エリアのトヨタに就職して1年ほど働いていました。でも、1人暮らしの大変さや、電車やバスで通勤していると人の多さに疲れてしまって、「地元へ帰ろうかな」と思い始めたんです。地元のトヨタで働く選択肢もあったんですが、それはやめて、ハローワークへ足を運び、この会社の求人を見つけて応募しました。たまたまですが、工場長の息子が僕と同級生だったことも、縁を感じて決め手になりましたね。

現在の仕事内容

僕は小型の自動車整備士資格を持っているので、一般乗用車の車検や整備をすることが多いです。最近は自動車検査員資格も取ったので、他のスタッフが車検・整備をしたあと、完成検査という最終の検査をするようになりました。たまにトラックを担当することもありますが、わからないことがあれば詳しい先輩社員が何でも嫌な顔をせずに教えてくれるので、仕事の進め方で困ることはないですね。

仕事のやりがい・面白さ

やっぱり、車をちゃんと修理できたときが嬉しいですね。お客様から「調子が悪い」ということで持ち込まれた車を見て、症状から「これがダメになってるんだな」と原因がわかる場合もあれば、なかなかうまくいかない場合もあるんですね。特に後者の場合、頭抱えながらもちゃんと直せた時は達成感があります。また、エンジンの載せ替えといった大きな整備作業を終えた時も充実感がありますね。

仕事で大変だと思うこと

仕事内容や、作業については大変さを感じたことはないです。でも、完全な室内作業ではないので、夏は暑い、冬は寒いといった季節的な環境面での大変さを感じます。例えば、この梅雨の時期は持ち込まれた車が雨で濡れているんですね。濡れた車をリフトで上げて、その下で点検をしていたら水滴がポタポタと落ちてきて、服が濡れたりするのがちょっと大変かなと思います。

印象に残っているエピソード

お客様の車を引き取りに行った帰りに、その車を縁石にぶつけてしまったことですね。社内には鈑金部もあるので、すぐに新品同様にキレイに直してお返ししました。お客様は笑って許してくださいましたが、やっぱりミスをするとすごく印象に残ります。「同じ失敗は繰り返さないようにしよう」という意識が強くなるので、次に活かしていこうと感じましたね。

入社してわかった会社のいいところ（魅力）

かなり融通を利かせてもらえるところですね。例えば2,3日前に「今度の土曜日お休みもらっていいですか」と有給を申請したりしてもお休みをもらえたり、「私用で少し仕事を抜けたいです」ということがあっても対応してもらえたり。毎日、工場長がその日の工程表を用意するんですが、全体としてちゃんと仕事をこなせる目途が立っていて、自分の仕事が完了まで行う目途がついていれば、柔軟に許容されるのが助かります。

今後の目標・挑戦したいこと

弊社には、車に関する専門知識が全くなく、工具の名前もわからない状態で入社する社員もいます。色んなことを聞かれる場面が多いので、それらに対してちゃんと答えてあげられるよう、わからないことがないようにしたいと思っています。自分自身の能力としても、一つひとつの作業をミスなく完璧にして、「直せない車はない」と言えるぐらい、日々勉強しつつ頑張っていきたいです。

就活生にメッセージを

この業界は、車が好きで働き始めても、続けられる人は意外と少ないんです。例えば、冬場は毎日ひたすらタイヤ交換ばかりとか、同じ作業がずっと続くこともあります。「自分は車を触ったり、直したりするのが好きなのではなく、乗るのが好きなんだ」と気づく人もいます。だからこそ、仕事にするか、趣味に留めるかを早いうちに判断できるように、一度実際に働いている人の話を聞いて、働くイメージを掴むことも大事な気がしますね。