会社を選んだ理由

中学生の頃からインテリアとか建築に興味があって、大学はそれを軸に選びました。大学三回生の就活のタイミングで何社か面接やインターンシップ、会社説明会に参加していたんですが、最終的には吉住工務店の雰囲気が自分に一番しっくりきました。当時、西宮市に住宅展示場があってそこで会社説明会があり、木材の明るさや温かみが伝わる施工事例に惹かれたのと、社員さんの温かさ・穏やかさといった雰囲気が決め手でしたね。

現在の仕事内容

私は2022年に入社してからずっと積算室所属で、主に官公庁の案件で工事にかかる費用を算出したり、フローリング材が何㎡必要かといった工事に使う材料の数量を算出し、見積書を作成するといった業務を行っています。「積算」という言葉は一般的に馴染みがないかも知れませんが、弊社の積算室は現在4人いて、年間十数件の入札案件に加え、お客様からいただく入札以外の案件などもあり、ずっとコンスタントに積算業務があります。

仕事のやりがい・面白さ

基本的に積算は、設計図や、工事に必要な材料とその数量が書かれた内訳書を見て進めるのですが、その際、「この仕様だと現場で都合が悪くなるのではないか」、「このおさまりだとおかしくなるのでは」といった違和感に気づいて、着実に施工できる状態にもっていけていると実感した時にやりがいを感じます。設計図や内訳書は、設計事務所ごとに書き方が違ったりするので、神経を使いますね。

仕事で大変だと思うこと

基本的にあらゆる工事の元請けとして業務を行うので、特定の工種だけでなく、全ての工種を網羅的に把握し、工事内容を理解できるだけの色んな知識を蓄えておかなければいけないということが一番大変ですね。10年以上の経験がある先輩社員でも、工事部の人に質問していたり、教科書や建築雑誌といった参考書を片手に仕事をされていたりします。それほど覚えることや考えることがとにかく多いです。

印象に残っているエピソード

入社してすぐの頃に、鋼製建具のサッシの関係でわからないことがあり、協力業者さんに電話して質問をしたんです。その時、聞き慣れない私の名前で新入社員だと気づいてくれたのか、細かいところまですごい丁寧に教えてくださった事が印象に残っています。先方も忙しいはずなのに、たくさんの時間を割いて教えてもらったことに感動しました。地域柄なのか、最初から話し方も形式ばらず、フレンドリーな方が多いと感じています。

入社してわかった会社のいいところ（魅力）

話しやすい方が多いことですね。社員同士でコミュニケーションをとる場面がよくありますが、特に若手同士はすぐに打ち解けますし、上司や先輩とも関係なく話しやすい雰囲気があります。現場は職人さんらしい堅い空気を感じることもありますが、一度話せば皆さん優しい方ばかりです。あと、私が入社する直前に本社が新しくなったんですが、全体的に明るくキレイで、「The事務所」といった感じではないので、そこもいいところです。

今後の目標・挑戦したいこと

工事や建物をつくる際、「何の材料がいくら必要か」を拾い出す業務に携わり始めたんですが、それを自分の力だけでできるようになりたいなと思っています。クロスの内側や配管がどうなっているか、どういう順番で施工するのかといった、目に見えない部分は想像するのも難しく、1年程でできるものでもないですが、いずれはそうした積算だけでなく、会社として提示できる見積書の作成まで自分でできるようになりたいです。

就活生にメッセージを

「自分が会社を選ぶ」という軸で、あまり気負い過ぎず焦り過ぎず、就職しようと思う会社についてじっくり調べて、検討するのがいいかなと思います。調べていくと、自分では気づかないうちに「採用してもらうための理由探し」になりがちなんですが、あくまで自分がその会社に入りたいかどうか、その会社でやっていけるかどうかを決めるために会社を調べる方が、最終的に入社後のギャップもなくいけるのではないかと思いますね。