会社を選んだ理由

正直、進路選択の段階で自分がどういう方向に行きたいとか、やりたいことも定まってなかったんですね。勉強がずっと得意ではなく、やりたいこともないのに大学へ進学する意味はないなと思って、就職しようと決めていました。そんな時に担任の先生から『ここはどうか』と勧められ、調べてみたら「ダンロップ」という誰もが分かる製品を作っている会社だということを知って、高校の先輩も結構いることもあり、就職を決めました。

現在の仕事内容

ゴルフボールや打ちっぱなしで使用する練習用レンジボールのコア（中身）を製造していまして、工程が全部で素材・プレス・成型・仕上・検査の5つに分かれているんですが、その第二工程のプレス班に所属しています。その他には新しく入社された方のフォロー業務であったり、上司から与えられたテーマに基づいた改善提案を行ったりと、いろいろな経験をさせてもらっています。

仕事のやりがい・面白さ

勤務中はずっと体を動かす職場なので、仕事終わりの達成感がかなりありますね。特に夏場は運動後と変わらないくらい、すごい汗をかきます。プレス作業自体は機械で行うわけですが、1人で8台を管理して、1台あたり約200個のコアを製造し、それを一つずつ手作業で取り出すので、ずっと体を動かしている状態なんです。社内にお風呂があるのが本当にありがたくて、毎日仕事終わりに入浴してから帰ってます。

仕事で大変だと思うこと

どうしても体が動かない日があるので、その日は時間に追われたりします。品種毎でプレスする時間が違ったりするので、どれから製造した方がうまく立ち回れるか、空いた時間に違う作業をしておくかなど、いかに効率よく仕事を終えられるかを考えながらやっています。いつもより何分か早く終わらせられたりすると、効率よくできた結果になるので、大変な時こそ日頃の作業を見直すいい機会にもなったりしますね。

印象に残っているエピソード

改善提案の話ですが、今年の自分の班のテーマがQC（Quality Control＝品質管理）活動で、僕はプレゼンを担当したんですね。日々、少量多品種なボールを製造する中で、混入をいかに防ぐかといった内容でした。とにかく毎日プレゼンの練習をして、それこそ行き帰りの車の中でも練習したりと、すごく自信をつけて本番に挑みました。結果としてかなり満足のいくプレゼンとなったので、やはり練習するのは大事だなと感じました。

入社してわかった会社のいいところ（魅力）

それはやはり人の良さですね。僕はプレス班の中で下から2番目の若手になるんですが、先輩後輩含めて皆さん話しやすく面白い人が多いので、働きやすくのびのびと仕事させてもらっています。休みの日も、プレス班の人たちとキャンプやスノーボードに連れていってもらったりするくらい、公私ともに仲がいい雰囲気なのは、入社前の面接だけではわからなかった会社の魅力ですね。

今後の目標・挑戦したいこと

目先の目標としてはプレス班のリーダーになることですね。プレス班は全部で4班あって、リーダーは班長の補佐といった立場なんですが、僕らの年代は、自分たちが30歳になる頃には、先輩方がかなりまとまって退職を迎えるタイミングとなるんですね。ですので、その時までに今からたくさんのことを先輩方から学びつつ、経験を積みながら自分の力としていきたいです。

就活生にメッセージを

僕自身の就活は、正直この会社しか見てなかったですし、将来やりたいこともなかった中で就職を決めましたが、今まで全く後悔することなく、いい環境の中で日々、充実した気持ちで仕事しています。でも、それはたまたまいい会社に出会えただけかもしれないし、一般的には自分に向いてるかどうかは実際に働いてみないとわからないと思うので、就活の段階でいろいろ見て回るのがミスマッチを防ぐ意味でもいいんだろうなと思いますね。