CEO Interview

経営者インタビュー

高橋工業株式会社

高橋俊文さん

企業情報

高橋工業株式会社

創業64年の歴史を持つ高橋工業株式会社は、パナソニックホームズのパートナーとして、住まいづくりを手がけてきた地域密着型の企業です。これまでの施工実績は約1000戸にのぼり、新築はもちろん、小さな修繕から大規模リフォームまで幅広く対応しています。

「家に関することはすべて任せられる存在」として、地元のお客様と確かな信頼関係を築いてこられました。軽量鉄骨による高い耐震性やメンテナンス性に優れた住まいを強みに、安心して長く暮らせる住環境を提供し続けています。

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・パナソニックホームズの家づくりを主軸とした住宅会社

・高橋社長のこれまでのこと

・これからのこと、求める人物像

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今回は、代表取締役の高橋俊文さんにお話を伺ってきました。

パナソニックホームズの家づくりを主軸とした住宅会社

事業概要を教えてください。

メインは「パナソニックホームズ」の家を建てさせてもらっていて、もう57年目になります。以前の「ナショナル住宅」、「パナホーム」の時代から携わっています。

過去には、橋や保育園の建設などの、公共事業の仕事をしていました。しかし、初代の時に将来を見据えて住宅事業へかじを切り、約2年の準備期間を経てナショナル住宅の代理店となり、今に至ります。

最近は新築に加えてリフォーム工事が増えており、小さな修繕まで「家に関することは全てお任せください」という姿勢で事業を行っています。

これまで高橋工業で建てた家は何件ほどあるのでしょう?

これまでに約1000戸を手がけてきました。過去に建てていただいたお客様からのリフォーム工事であったり、近年はお世話になったお客様のお子さんが弊社で新たに家を建てていただけるケースが多いです。

弊社の主な業務は、施工管理です。お客様との丁寧なお打ち合わせをもとに協力会社に工事を発注し、住宅が完成するまでの全体をしっかりと管理することが弊社の役割です。

パナソニックホームズの家を建てているのは、丹波市内では高橋工業だけですか?

はい、丹波市内では弊社だけです。兵庫県内で他に大きく展開されているのはパナホーム兵庫さんぐらいですが、弊社の社名にパナソニック関連の名前がつかないのは、パナソニックと資本関係がなく、独自の資本で経営しているためです。

独自資本である強みは、特段の縛りがなく柔軟に対応できる点です。弊社は木造住宅も建てることが可能で、近年ではお客様のニーズに合わせて建てさせていただくことがあります。

そうなんですね。社長は何代目ですか?

4代目になります。私の祖父が創業し、2代目が父、3代目が叔父です。父は当初、営業も担当してたんですが、主に林業に専念していたため、その間は専務だった叔父が会社を切り盛りしていました。

林業に関しては、今は自社所有の山林の管理が中心ですが、おかげさまで幅広く事業を展開させていただいています。

先ほどの1000件のうち、パナソニックホームズ関連の住宅は何件がそうなんでしょう?

木造住宅はたまにご依頼いただく程度ですので、ほとんどがパナソニックホームズ関連の住宅です。57年間パナソニックホームズの看板を掲げていますので、お客様もそれを期待していただいております。パナソニックホームズの家は軽量鉄骨造ですが、ご希望される場合には在来木造住宅もご提案させて頂きます。

父が林業を営んでいた関係で質の良い住宅用の木材も調達することができますので、木造にこだわりをお持ちのお客様については、実際にその木材で家を建てて頂いた事もあります。

なるほど。パナソニックホームズの家の特徴を教えてください。

最大の特徴は軽量鉄骨で、経年しても非常に歪みが少ないことです。その差が特に現れるのは外壁で、全面をタイル張りにすることが可能です。地震に強い鉄骨だからこそ実現できて、タイルなので外壁の塗り替えの必要が無く、将来のメンテナンス費用を抑えることが出来るという特徴があります。

パナソニックホームズの家は、これまで日本国内であった大地震における実績をもとに、新築から35年間は、万が一の地震で半壊・全壊の被害を受けた場合でもパナソニックホームズが修理や建て替えの費用を全額保証する制度も用意されています。

それはすごいですね。

津波という例外はありますが、震災地エリアに建つ177,177件のお住まいの地震の揺れによる全壊はこれまで0件という確かな実績を誇っています。

あと、今おすすめなのは全館空調です。家の中のどこにいても一年中快適な温度で過ごせるうえ、非常に省エネなのはもちろん、メンテナンスの手間も少ないのが特徴です。室外機が1台で済むため、外観もすっきりしますので非常におすすめです。

なるほど。失礼ながら、こうしてしっかりお話を聞くまで、「パナソニックホームズの家」は家電が全てパナソニック製の家なのかと思っていました。

CMではイメージしか語られていないこともあるので、そう思われるのも仕方ないことかもしれませんね。もちろん、家電製品を全てパナソニック製で揃えることも可能です。

今の若い方は「ナショナル」とか、「松下幸之助さん」と聞いてもピンとこない方が大半かもしれませんが、パナソニックホームズは、創業者の松下幸之助さんの「良い家を作る」という理念が、ずっと受け継がれているハウスメーカーでなのです。

昔から今に至るまで、サービスの状況はどうなのでしょう?

昔から多くのお客様に家を建てていただき、阪神大震災の頃は鉄骨住宅のブームで一番のピークを迎えました。近年は全国的な市場の変化もあって、新築を建てる方自体が少なくなってきました。

最近は、新築棟数が落ち着いた分、既存のオーナー様へのきめ細かなアフターフォローに時間をかけられるようになりました。その結果としてリフォームの話をいただくことが増えたりと、以前に比べてお客様との信頼関係が築けている実感があります。

アフターフォローがあると安心ですね。

そうですね。地域密着で、何かあればパッと駆けつけられる体制を整えています。お客様のご期待にお応えし、「高橋工業に頼んでおけば安心」と感じてもらえるように事業を進めているところです。

以前は隣の建物が事務所だったんですよね?

そうです。10年ほど前に私が代表に就任した際、展示場だった現在の建物の2階へ事務所を移しました。外からは何も変わってないように見えますが、内部は和室を洋室に改装するなど色々と変えました。

最近では氷上町石生にも新たにモデルハウスが完成し、お客様に最新のパナソニックホームズの家を体感していただけるようになっております。

高橋社長のこれまでのこと

高橋さんのご出身はどちらですか?

丹波市山南町の出身です。柏原高校から大阪工業大学の建築学科に進学しました。卒業後は大阪の設計事務所に4年ほど勤め、27歳の時にUターンしました。

父は自身が専念していた林業を継いでほしかったでしょうが、私は「ものづくりがしたい、家づくりしたい」と思ってましたので、林業ではなく、住まいづくりに関わることをずっとやってきました。

建築学科ということは、やはり家業を継いでほしいとか、親から言われてましたか?

親からは特に何も言われてなかったです。高校3年生になってはじめて「この先どうしようかな」と考えた時、幼い頃から家づくりをめざしていたわけではなかったんですけど、やはり身近に家業があったというのが大きく影響しました。

私より上の世代の方々は、家業を継ぐ意識を常に持たれていたり、長男だからといった理由で地元に帰ってこられる方がほとんどだとは思いますが、私の場合は自然な流れでこの道を選びました。

高橋さんは長男ですか?

3人兄弟の末っ子の長男です。親から継ぐように言われたわけではありませんが、やはり「家業」や「長男」という立場は少なからず意識していました。今時は、たとえ長男であっても何も言われないでしょうし、「やりたいことをやる」が尊重される風潮だと思いますが、僕らの時代は少し違いましたね。

言われようが言われまいが、「期待はされているんだろうな」というのは、やはり感じましたね。

高橋工業の事業の中に林業を組み込むといったお話は今までなかったんですか?

冗談半分で「高橋林業の家をやろう」みたいな話はありました(笑)
住宅用に育ててきたこだわりの木材や、作業道を入れて管理している山もあり、いつでも利用できる状況は整っています。

一方で、近年はコストパフォーマンスを重視した木材が主流で、昔のように年数をかけて手入れされた、節がなく、湿度や揺れに強い高品質な木とは需要が異なっています。

もちろん木造住宅は素晴らしいものですが、長く快適に住むためには、どういう木であるかがとても大切です。父は人生かけて林業に取り組んでいますが、これは採算を越えた強い思いがなければやれないと思うんですね。私ももう少し山への理解を深めて、長い年月をかけて育ててきた良質な木材を活用できるように道筋をつけたいという思いはあります。

ちなみにお子さんはいらっしゃるんですか?

娘が2人います。今年、下の子が大学を卒業するので、子育てもひと段落ですね。一人暮らしをする娘を支援する親の立場になり、かつて自分も親に大学まで行かせてもらったことを思うと、親は大変だったんだろうなと身に染みてわかります。親には感謝ですね。

これからのこと、求める人物像

高橋工業の今後の展望を教えてください。

これから新築需要は少なくなっていくという実感があります。ただ、世の中が変わることを期待して待つのではなく、こちらから手を打っていく必要があると考えています。

その中で、リフォームの需要は堅実にありますので、そこにさらに注力していく予定です。パナホームの展示場自体も古くなってきましたので、新しくモデルハウスなどを展開することで、実際の住まいを体感していただき、弊社の家づくりに対する想いに触れ、理解していただけるように取り組んでいく所存です。

家は、昔から「人生で一番高い買い物」と言われてますよね。

住まいは家族にとって一番大事なもので、車を買う延長のような考え方ではそぐわないところがあると感じています。だからこそ、目先の費用だけでなく将来を見据え、長く安心して暮らしていただける住まいの価値を、地道にお伝えしていくことが私たちの役割なのかと思っています。

あと、先ほどお話したように、木造住宅を手掛けるのも一つの選択肢です。自社で育てた良質な木材がたくさんありますので、現代のニーズに合わせる工夫をしながら、こだわりの木材を利用した事業も広げていければと思います。

どういう人材を求めていますか?

今すぐの即戦力というよりも、将来的に高橋工業やパナソニックホームズの家づくりを担ってくれる方に来ていただきたいと願っています。弊社には頼りになるベテラン社員がそろっていますので、じっくりと時間をかけて成長していける環境です。

未経験で専門的な知識がない若い方でも大丈夫です。日々の業務を通じて少しずつ仕事を覚えていってもらい、意欲的に資格取得などにもチャレンジし、一緒に成長していってもらえればありがたいです。

今お勤めの従業員は、未経験からのスタートは多いですか?

従業員はパート含めて11人いますが、実は建築関連の学校出身者は少なく、ベテラン社員の多くは、他の会社で働いていて、転職で入社したという方がほとんどです。

弊社は定着率が非常に高く、長く勤めてくれる社員ばかりです。入れ替わるといったことがほとんどなく経験豊富なメンバーが揃っている分、緩やかに平均年齢があがっていくことになるので、やはり若い方が入ってきてもらえると嬉しいですね。

最近入社してもらった若手社員も業界未経験ですが、マーケティングを学んでいた経験を活かして、今は営業職としてSNS運用やチラシの作成、webサイトの更新なども得意としてやってくれていますので、非常に助かっています。

社員が資格をとるといった際、会社としては何かしら補助などされていますか?

はい。社員が様々な資格を取得してスキルアップすることは会社の強みとなっていきますので、未経験からでも資格取得を目指す方にはしっかりと支援するようにしています。

また、社内だけでなくパナソニックホームズが主催する様々な研修があります。そうした学びの機会にも積極的に参加してもらって、スキルやキャリアを磨いていただけたらと思っています。

最後に、新しく入ってきてくれるであろう、これを見てる求職者の人に向けて、何かメッセージをお願いします。

住宅について知識や経験は求めません。お客様と真摯に向き合い、喜んでいただくことが我々の仕事の本質ですので、そのための社交性を大切にし、前向きに取り組む姿勢を持ち合わせてほしいと願っています。

弊社は大企業ではありませんので、仕事内容は多岐にわたります。私自身も図面を書き、打ち合わせをし、発注もします。様々な業務に携わり、幅広い経験ができることをおもしろいと感じてくれる方は大歓迎です。

残業はあまりありませんし、仕事とプライベートをしっかりと両立ができるよう配慮しておりますので、ものづくりが好きな方であれば、きっと馴染んでもらえると思っています。

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高橋工業株式会社