CEO Interview

経営者インタビュー

オフィスキムラ株式会社

木村裕輝さん

企業情報

オフィスキムラ株式会社

丹波市と篠山市で、「この地に生きる」というスローガンを掲げ、都市部から田舎へ移住する方の暮らしの相談に乗ってくれる不動産会社があります。今回インタビューしたオフィスキムラの木村社長は、先代のお父さんが創業した会社を継業し9年になります。

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・この地に生きる。誠意と共に。先代社長の 想い。

・不動産の提案だけでなく、田舎暮らしのサポートも。主催する移住者さん達の交流会。

・不動産業経験者でなく、全く新しく始める人こそ、オフィスキムラの求める人材。

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まずは、事業の概要から伺ってもよろしいでしょうか?

はい、事業は不動産全般で、売買、賃貸、工場や事務所等の商業施設といったものも扱えるようになっています。今は丹波市と篠山市に2店舗ありまして、合計7名でやっています。

現在募集しているのは営業職で、賃貸の相談が多く、売り手と買い手、貸し手と借り手があるので、その両方の営業をしていく仕事です。

なるほど、ではその中でオフィスキムラさんの特化した、強みと言えるところはどこでしょうか?

元々先代である父が48歳の時に開業したのですが、不動産の中で何をしようかと考えた時に、田舎暮らしについて特化することにしたんです。きっかけは、都会の不動産業の方に丹波に来て頂いて、開業のお手伝いをしてもらっていたのですが、「丹波ってええとこやな、これやったら都会から人ようけ来るんちゃうか」という話になって。その方の発想も取り入れながら田舎暮らしに強い不動産会社を目指すことにしたんです。その頃はバブル崩壊直後で、まだ景気が良くて、ログハウスとか、別荘地とか、空き家も良いものがたくさんあったことも理由の一つですね。

この地に生きる。誠意と共に。先代社長の想い。

先代社長の想いを引き継いでいらっしゃるのですね。

そうですね、事業継承したのは9年前なのですが、親父が亡くなった後に、仕事の机の中を整理していると、開業当時の手帳を見つけたんです。その一番最初のページに「この地に生きる。誠意と共に」という言葉を見つけて。これは親父が会社をやっていく上で大切にしてきた想いだなと感じて、この想いを僕も引き継いでいかなあかんということで。これをモットーにやっています。

特に起業した当初から、UIJターンの方、都会から来られた方に向けて力を入れている「田舎暮らし」というテーマは、現在は特に空き家が丹波市内も篠山市内にも多くて、そういったものの対策になるのかなと思っています。

弊社では、ただ単にお客様に住居を紹介して、そこで住んでもらうだけでなくて、平成15年から年に1回、交流会を開催しているんです。

最初、都市部から来られた方は地域の付き合いとか、自治会の付き合いとか、どういう風に入っていったらいいかわからないというところで困る方も多くいらっしゃるんですね。ですので、都市部から移住してきた方同士で集まって、ネットワークを作ってもらうとか、わからないことがあれば我々にも聞いてもらうという場を作っているんです。

※交流会の様子

それは移住された方にとって、とても心強いですね。交流会には様々な年齢層の方が来られるのでしょうか?

そうですね、やっぱり定年後引っ越して来られたという方が多いですが、最近は若い方も多いですね。

やっぱり村付き合いとかのことで困っている方も多いですし、今まで15回開催した中で、10回とか13回とか参加してくださっている方もいるのですが、そういった方は交流会を通して新しいネットワークづくり、友達づくりをされていますね。

去年の交流会で言うと、丹波に来たけどどうしたらいいかと相談に来られ、野菜を作りたいけどどうしたらいいかとか、自治会でこんなこと困ってるんですよとか。あと害虫・ムカデ・蛇などにどのような対策をしているかとかを、皆さんで会話したりしながら交流されていました。

確かに、田舎に馴染めずに、都会へ引っ越して行かれる方もいますよね。

いますね。それをできるだけ軽減しようという気持ちでやっています。

交流会を通して出会った方同士が遊びに行ったりとか、食事会してたとかそんな話も聞くので。やっぱり、せっかく来てもらったのに諦めて都市部に帰ったりされないように、会社としてできることをやっていきたいという想いはあります。

都会から田舎に移住する際の相談以外でも、市外の物件探しなど相談にのっていただけますでしょうか?

もちろん移住者様のお住まいのご相談以外にも幅広く対応しています。エイブルというフランチャイズに加入しておりまして。全国の賃貸など不動産物件が探せます。ですので丹波、篠山以外からお仕事の都合などで出られる場合でも、全国の物件、お住まい探しのご提案ができるようにしています。

奥さんの木村智子さんは、賃貸の担当として、丹波市に引っ越して来られる方のお部屋探しや企業さんへの物件紹介の仕事をされています。交流会にも参加する智子さんには、皆さんに喜んで頂ける得意分野があるそうです。

私、お菓子作ったりするのが好きなので、去年もバウムクーヘン作ったり、田舎に来てBBQコンロを使って作れるお菓子を考えたり、お客様それぞれが家でも出来るような形でアドバイスして喜んで貰うことができたらと思ってるんです。他にも、今までにこんにゃくを作ったり肉まんを作ったり、竹パン(竹の棒にパンの生地をつけて焼く)やピザ釜での塩釜焼きを作ったり。お昼ご飯を食べながらするイベントなので、ただ単にBBQだけでなく一工夫で皆さん楽しんで頂けているのではないかなと思います。

お客様との交流があるのはとても楽しそうですね。仕事面ではどんなところにやりがいを感じますか?

やっぱりはじめて出会う方ばかりなので、その方の考える生活の形とかを聞かせてもらって、ピックアップした物件を気に入ってもらえたり、契約してもらえた時は嬉しいですね。

例えば先日、新婚さんでご夫婦が篠山と和田山でそれぞれ仕事をしていて、間をとって丹波で暮らしたいという方が来られて。インターの近くでスーパーが近い場所、という条件で探しておられてご紹介したところ、こんないい物件があったんだと喜んで貰えたのは嬉しかったです。

不動産業経験者でなく、全く新しく始める人こそ、オフィスキムラの求める人材。

営業のお仕事で求人をされているとお聞きしました。必要な資格や、経験はありますか?

今まで不動産業を経験したとか、そういった方でなくて、全くの未経験者を募集していまして。その方は、新鮮な発想があったりするので、お客様にも教えてもらいながら、学んでいくという姿勢が必要だと思ってるんです。

宅地建物取引士の資格は取って欲しいと思っています。会社から取得のサポートや、資格試験前の休みを増やしたりする事も考えられるので、入社してから勉強して取得してもらう、という流れになります。

どういった方が、このお仕事に向いていると思われますか?

人に興味があって、この地域に興味があれば問題無いかなと。僕なんかお話するのは苦手なんですが、人が好きなんですよ。この地域の事をちょっと知ってるから、そして好きだからアピールしたいという気持ちもあります。

あと、しっかり働いてお給料を増やしていきたいっていう気持ちも大事だと思ってます。不動産の仕事は、一部歩合でお給料を増やしていくこともできますので。ノルマを課すとかそういうことではないのですが、1年間の目標を立てて、やってもらうことが大切だと考えています。

もちろん、田舎暮らし向けの物件、移住者向けの物件だけでなく、様々な方のニーズに合わせて物件情報を充実させておられるオフィスキムラさん。丹波市内で引越しをしたい、新居を探したいという相談も数多くお受けされています。

 

このたんばの仕事サイトは、主に丹波市、田舎へ移住を検討している方に「丹波市にはこんな仕事がありますよ」という事を紹介するサイトなのですが、例えば都市部から丹波市へ引っ越してきて、オフィスキムラさんで働くと、移住してきた自分だからわかること、不安になることなど、お客様に親身になって相談に乗れることもあるのではないかなと感じました。逆にこんなところが楽しいよ、移住して良かったというリアルな体験は、お客様にとって貴重な話になるかもしれません。不動産業の経験者である必要はなく、資格も入社してから取得することが可能な仕事。ご興味のある方はぜひ一度、オフィスキムラさんにお問い合わせしてみてください。

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