CEO Interview

経営者インタビュー

社会福祉法人山路福祉会

澤村安由里さん

企業情報

社会福祉法人山路福祉会

自然豊かな丹波市山南地域にある、介護施設山路園。ここは、「人の心も体もより豊かに」を実現する事業所。キリスト教の教えである愛の精神、無償の愛に満ち溢れています。
今回、愛のある介護の実践をしている事業所である特別養護老人ホーム山路園の施設長である澤村安由里さんにお話を伺ってきました。

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・楽しい職場環境がある!利用者想いで、仲間想いの明るい元気な方を大募集!

・利用者を想い。仲間を想う。「愛のある企業」山路園

  • 毎日の笑顔を創れる職場がここにある!

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楽しい職場環境がある!利用者想いで、仲間想いの明るい元気な方を大募集!

まず事業概要についてお聞かせください。

老人福祉関係の施設サービスと在宅サービスが主になります。施設サービスとしては、特別養護老人ホーム(要介護3以上の方の入所施設)60床、ショートステイ(要介護1~5、要支援1、2方の利用施設)10床、ケアハウス(自立した高齢者が入居する施設)30名定員になります。在宅サービスとしてはデイサービスセンターとホームヘルパーステーション、居宅介護支援事業所と在宅介護支援センターになります。

現在、従業員さんは何名ですか?

常勤、非常勤、シルバーさんを合わせたら80人弱になります。現在、40代と50代の職員が過半数を占めています。20代・30代の若くてやる気のある方がたくさんきてくれると活気が出ていいかなと思っています。

先輩方に可愛がってもらえそうな温かい職場環境がイメージできますね。

そうですね。介護に携わる人口は全体的に増えていますが、介護保険になって介護の事業所がそれ以上に何倍も増えているので、介護をする人材が不足している状況です。丹波市の若い世代の人口が減っている上に、どうしても田舎は、若い人が大学や専門学校に就学後、市内に帰って来ないのが悩みですね。

山路園さんの企業としての特色といったことはございますか?

“キリスト教の愛の精神で奉仕しましょう”ということで初代理事長が高齢者の在宅介護と施設介護の福祉施設、「高齢者福祉」を開始しました。全員がキリスト教を信仰しているわけではないですが、キリスト教の愛の精神、無償の愛を基本理念としています。高齢者の方が寂しい老後を送るのではなく、愛に溢れた時間と生活が出来るように実践しましょうという精神を職員が学べる時間をつくっています。利用者さんに対して人生の先輩である尊敬の念を失わないように常々研修等で勉強しています。理想は高く掲げて、「山路園を利用して良かったな」「長生きして良かったな」と思ってもらえるような介護を提供しようと全員で取り組んでいます。

「愛の精神でご奉仕」とは具体的に内容を教えていただけますでしょうか?

分かりにくいので具現化しようと、愛のある介護実践のためのの五箇条というのを掲げ、それに沿った介護ができているかということを常に照らし合わせて確認し、立ち返りながら介護をしています。

利用者さんのありのままの姿を温かく受け入れ尊重します。
利用者さんに対し、~してあげるのではなく、~させていただく気持ちで接します。
自分の利用したい園、自分のしてもらいたい介護を目指し日々努力します。
明るい笑顔、元気な挨拶、丁寧な言葉と態度で行動します。
利用者さんからも、同僚からも信頼される専門職を目指します。

以上が愛のある介護実践のための五箇条になります。日々この五箇条を常に照らし合わせて利用者さんが喜んでもらえる介護を目指し努力しています。

利用者さんに寄り添うという意識を従業員の皆様が持ち、全員が一致団結して共有していくということが利用者さんの喜びに繋がるということですね。

利用者さんからすると常勤であれ、非常勤であれ山路園の介護士さんという認識になります。職員からすると、自分はパートだから、新人だからと思ってしまいがちだと思いますがそうではなく、専門職であり、プロの介護職なんだという意識を持ってもらうことが重要だと思います。

高齢者の方は自分が悪くて認知症になったわけではないし、年を重ねて出来なくなったことはその人が悪いわけではないけれども、介護の仕事は「お世話をしてあげる」というスタンスになりがちです。そうではなくて私たちは仕事として利用者さんと出会ってお世話をさせていただいているのであって、自分たちがお世話をしてあげてるのでは決してないよということを見失わないようにしています。

今回募集されている職種は2種類とうかがっています。

まず、介護士さん。どのような人材を求めていらっしゃいますか?

経験とか、資格ということよりもその人の人柄と理念に沿った介護をしてもらえる明るくて元気な方。また、チームでケア出来る方。いくら知識や技術があっても一人でケアをするのではなく、チームの和を保ちながらケアが出来る人がいいのかなと思います。

看護師さんも募集されているということですが、同じような人材を募集されているのですか?

看護師も、介護士と比べると人数が少ないですが、チームでケアをし、看護師と介護士の連携も大切になってきますので、どの職種であってもコミュニケーションがとれてチームでケアが出来る人がいいですね。

心の豊かな人材ということですね。必要な資格は?

介護福祉士の資格を持っている人がほとんどですが、3年経験があれば取れますので、うちに来てから取った職員も沢山います。就職の時点で資格がなくても人柄とやる気があれば大丈夫です。

未経験者の方も歓迎ということですね。

利用者を想い。仲間を想う。「愛のある企業」山路園

職場環境についてお聞きしてもよろしいですか?

福利厚生がしっかりしています。山路園を一つのファミリーとして考えて、毎年誕生日に、全職員に聖書の御言葉とメッセージを添えたカードとプレゼントをおくります。今年はち-たんの絵と「YAMAJI」のロゴの入ったトレーナー。これまでは「TEAM YAMAJI」と書いたトレーナーやTシャツ(笑)を贈ったりもしました。Tシャツや手提げなど価格的にはそんなにたいしたものではないですが、オリジナルグッズをプレゼントしています。あと、プロ意識を持ってもらうということで名刺をプレゼントした年もあります。初めて名刺をもらったというパートのスタッフが大変喜んでましたよ。

また、2カ月に1回、基本理念や介護技術や専門知識などの研修会を法人内で実施しています。資格取得のサポートや、資格を取ったらお祝い金の制度もありますので頑張ろうと思う人に対してはサポートできる体制が整っています。
リフレッシュしてもらうための親睦旅行も法人負担で毎年しています。
今年は春に淡路島にびわ狩りに行きました。京都の祇園祭も行きました。10月に近江牛食べ放題、冬にはスキーやスノーボードなどに行く予定です。全員一緒には行けないのでグループに分かれて行っています。

※親睦旅行の様子

※社内研修でポール体操を開催

※利用者様と流し素麺

楽しそうな職場ですね。(笑)今後の展望などはございますか?

ひとつは看とりの介護です。昔は自宅で亡くなる方が多かったのですが、ここ何十年かは亡くなるのは病院という方がほとんどでした。最近は過度な延命治療を望まず自宅で最後を迎えられる方が少しずつ増えてきているのが現状です。

山路園でも毎年10~15人ほど退所者がいらっしゃるのですが、そのうち半分以上は園でお亡くなりになられます。これまで、積極的な医療をすることが本人にとっても、家族にとっても最良なことだという考え方が一般的でしたが、最近は過度な延命治療をするのではなく、何年も慣れ親しんだ職員に見守られてここから自然に旅立つということを望まれる家族も増えてきています。老衰というかたちで穏やかに過ごすことができるのであれば家族も泊まってもらったりして。最期を迎えたいと。

それが愛のある介護のひとつですね。

そうですね。「最期を迎える1週間を家族で過ごし、看とることが出来て良かった」と言われることが多いです。身寄りのない方も中にはおられますが、それでも慣れ親しんだ職員に見送られる方が利用者さんにとっては嬉しいのかなと思います。

愛のある介護を実践すると職員の心も辛い部分がありますね。

入職間もないのに看とりに立ち会ったり、利用者さんの心の痛みが分かるときはつらい想いを感じてるんだろうなと察することもあります。その心を癒すための研修をしたり、ひとりで抱えずにチームで励まし合いながらやっています。

山路園は、働く仲間思いで、施設を利用する方にも「愛のある企業」ですね。

丹波市内各地域に1つずつ特別養護老人ホームがあります。その中でも山路園は、そんなに大きな規模ではありません。他にも同じ規模の施設がありますし、もっと大きな施設もありますが、利用者さんに「山路園で過ごしたい」と言っていただけるような施設になりたいと思います。

毎日の笑顔をつくれる職場がここにある!

看護師 杉 さん

山路園に入るまでのことをお聞きしてもよろしいですか?

京都の看護学校を卒業し、附属の病院で働いていました。その後何年か働いて子育てをする為に地元に戻って来たいと思い帰郷しました。現在、山路園で働かせてもらっています。

山路園を選んだきっかけとはどういったところですか?

実家から近かったのと、中学生の時に山南中学校福祉委員の夏休みのボランティアでこちらの施設に来させてもらったことがありました。職員さんがすごく優しく笑顔で接して下さったことが記憶にありまして、山路園なら働きやすい職場環境があると思ったのがきっかけになります。

業務内容をお聞かせください。

利用者さんの健康状態を把握するのに検温など健康管理が主な仕事です。

やりがいは?

利用者さんの笑顔や、「ありがとう。」の一言声をいただいた時にやりがいを感じます。

職場環境は?

中学生の時に山南中学校福祉委員の夏休みのボランティアに感じた、職員さんのような優しい方ばかりで、人間関係は良好ですよ。一人で抱え込むことは無く、チームで一丸になって支え合っているような感じがありますね。

介護福祉士 小谷真美さん

元々は但馬のご出身ということですが、どういった経緯でこちらに来られたのですか?

地元から日高高校に進学し、福祉科を卒業する時に就職先を探していました。地元の施設には求人がなかったのですが、山路園から高校に求人が届いており、先生に勧められたことがきっかけです。2年間働きましたが、家の都合で実家の方に帰り、地元の施設に再就職し同じ介護の仕事を半年しましたが退職。その後いろいろとほかの仕事のバイトをしていたのですが、山路園で働いていた時の先輩に久しぶりに出会って「戻ってきたら?」と声を掛けてもらったのがきっかけになります。

また戻ろうと思った理由はどういったところにありますか?

一緒に働いてもらっている職員同士の人間関係が良いというところですね。皆が声を掛けてくれますし助け合いができる職場環境が山路園にはあります。あとここでのこの仕事がすごく楽しかったということが1番です。

お仕事内容は?

介護福祉士です。利用者さんに合わせたケアを提供させてもらっています。

山路園はユニット型の少人数の棟と、1階に50名くらいの集団の利用者さん、2階は20名くらいの方が生活されています。朝起きて来られる利用者さんの洗面にご案内をしたり、食事の準備、トイレやお風呂のお手伝いをしています。

特別なスキルはいりません。ここに来てから勉強してもらえればいいです。笑顔が素敵な人とか優しい人待っています!

 

皆さんいかがでしたでしょうか?愛のある介護を実践している介護施設山路園。ここは利用者さんや、共に働く仲間、全てにおいて、人と人を思いやる心が山路園にはありました。そんな愛のある職場。特別養護老人ホーム山路園で貴方も働きませんか?

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